FIVE COLOR[S]INK ⼀級建築⼠事務所|⼤阪市⻄区北堀江

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【ナカシマリョウマのくだらない話】

メンチカツと接する気持ち

昨晩は食卓にメンチカツが乗った。
このメンチカツ、知り合いになったのは大人になってからで
正直な気持ちを吐露するとどんな気持ちで接していいのか。
まだ迷っているところがある。気持ちの整理がつかないでいる。

同じお皿の隣にはとんかつが乗っていた。
とんかつとの付き合いは長い。
もうかれこれ35年以上の付き合いだ。
だからとんかつとふたりっきりになってもきっと
お互い気を遣わずに過ごせるのだ。

例えばとんかつが家に遊びに来て、和風料理店特集の本を読んでるそばで
僕が建築の本を黙って読んでいてもそこにはキマズイ空気は流れない。
たまに「三元豚を使ったこの店に今度行きたいよね。」
「あ~、そこ俺行ったことあるわ。そこのとんかつ結構美味しかったよ。」
なんて会話をたまに挟みながら、基本的にしゃべったりしなくても
穏やかで心地よい空気感がある。

同じヒラベッタ楕円系料理では、ハンバーグは幼馴染みたいなもんで、
物心ついたころから隣にいた。
仲が良すぎるところがあるから、周りからは勘違いされる。

「え、もしかしてお前ら付き合ってんの?」なんて言われるからメンドクサイ。
「いや、そんな関係じゃねえよ。小さい頃から知ってっから仲がいいだけだよ。」
なんて会話を小学生の高学年あたりから繰り返してる。

もちろんハンバーグのことは大好きだし、食卓に上がるとついつい笑顔になる。
「ほんとリョーマはハンバーグのこと好きだよね。」と言われると間違ではないし、
少し照れ臭いけど「まあね。」と答えることにしている。

でもメンチカツは社会人になってから知り合ったので、どうも気まずさがある。
まあ学生の頃から知っていたし、食券販売機に大体いるから存在はわかっていたけど
とくに挨拶するわけでもなく、意識する仲でもなかった。

それが社会人になって人からの薦めで定食屋で初めて知り合った。
美味しかったし、実は中身がハンバーグと一緒で、パン粉を付けて
揚げているだけの違いだってことも知ってるんだけど、まだ打ち解けてない感がある。

実はチキンカツもある程度大人になってから知り合った。
大学生の時に付き合っていた彼女がチキンが好きで、
紹介を受けてそれからの付き合いだ。

「こちら彼氏のリョーマ。 リョーマ、こちらチキンカツ」
「あ、どうもはじめまして。」そんな感じでの付き合いが始まった。

でもチキンカツとはなんていうか、すぐに打ち解けたっていうか、
それまでの僕の中でのカツといえばとんかつだったけど、
それ以来結構チキンカツとも仲良くしている。

だからと言って、とんかつが怒ってくることはない。
定食屋でとんかつが「今日も俺でいいか?胃袋に行っていいか?」て聞いてくるけど
「あ、ごめん。今日はキチンカツにしとくわ。」って返したとしても怒らない。

付き合いが長いからそんなことでは俺たちの仲が悪くなることはない。
モールなどの飲食店スペースではとんかつ屋さんに入る確率は高い。
この先もとんかつとも、チキンカツとも上手くやっていけると思う。

ただメンチカツとはまだどことなく緊張感がある。
中にはミンチカツって呼ぶ人もいてメンチカツも特に気にしている様子はなく、
なんとなく気にかかる。
「あ、あっちじゃミンチカツって呼ばれてるんだ。」って思うとなんというか
僕の知らないメンチカツの別の顔があるんじゃないかって。。。

そんなちょっとわからないところがあるのも
打ち解けれない理由のひとつかもしれないなあなんて最近は思っている。

まあ僕の方からもっと積極的に行ってもいいのだろうけど、
とんかつがいるし、ハンバーグもいるし、チキンカツ、、、
あ、それにコロッケもいるからどおしてもメンチカツを後回しにしてしまう。
そういった面では、僕の方が悪いのかもしれない。
もうちょっとこっちから仲良くするべきなのかもしれない。

当店の一押しはメンチカツ!ってうたっている天満橋の定食屋を知っているが
そこでの僕のヘビーローテーションはヒレカツ定食だ。笑

しかし誤解がないように改めて言っておくが、嫌いではないし美味しいと思っている。
ただ、メンチカツと打ち解けるにはもう少し時間がかかりそうだ。
気持ちを整理する時間が僕たちには必要だ。

中島崚真













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