FIVE COLOR[S]INK ⼀級建築⼠事務所|⼤阪市⻄区北堀江

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【ナカシマリョウマのくだらない話】

自分の首を自分で絞める

これは僕の勝手な意見だ。
ネットの普及、SNSの拡大で普段の生活から
品行方正を意識して行動しなければならなくなった。
そしてなによりも残念ことのひとつは、この「品行方正」という言葉を
いいニュアンスではなく、残念なものとして語らなければならなくなったことだ。

本来、正しく行い、立派に生きるということはとてもいいことなのだ。
ところが残念なのはこれが他人から強要されてしまうことだ。
しかもまったく見ず知らずの他人から。
そしてその恐怖に毒されて自ら強要してしまっていることに気づく。

先月末にあるテレビ報道特番で大暴れしたお笑い芸人さん。
その態度を巡って賛否が巻き起こった。
でもその芸人さんは大暴れするのが持ち前の方。
番組側もそれを期待しての起用だったはず。
だから僕は大暴れして当然だと思うし、批判もない。

その事案について別の番組である芸人さんが苦言を呈していた。
「目上の人にはあんな態度をとってはいけない」と。
僕はその芸人さんが好きで、番組はよく見てるけど、
この発言は自分たちの首を自分たちで絞めていることになると思った。

芸人が芸人の態度に対して批判や苦言を呈してしまうと
「芸人だから許される」「芸人だから笑いですまされる」という
ある種の特権を自ら放棄したことになってしまうのではないかと思った。
目上の人に接するときに尊敬の念を持つのは常識で、よき習慣だけど。

でも擁護するような発言をすると、発言した本人が今度は叩かれる。
だから「擁護するわけではないけれど・・・」とせめてもの抵抗をその言葉に乗せて
なんとか絞り出しながらしゃべることになる。

こういったことは我々の中でも起こっている。
我々は「空気を読む」ことに毒されている。
この空気を読むという言葉もネガティブなイメージが付き纏ってしまった。
空気を読むことは日本人のアイデンティティだというのに。

そういう僕も毒されている。
私的なブログを書く時でさえ、冒頭で「勝手な意見だ」と断わる。
「目上の人に接するときは・・・」と一言添える。
「わかってますよ。僕は常識人ですから。わかってるんですよ。皆まで言わないでも大丈夫ですよ。」
と暗に訴えているのである。常識人をアピールしているのである。

自らの選択で品行方正な生き方を選択したいと思ってもそれが純粋な自分の気持ちなのか
それとも無意識に強要されてそう思ってしまっているのかわからなくなっている。
そもそも品行方正に行きたいのか。いや、生きたいはずだ。

正しく、立派な大人になりたいはずだ。いや、正しく立派な大人なのだ。

芸人さんが苦言を呈したその番組の別の日のコーナーでは、なかやまきんにくんが
爆笑ギャグを出来るのか出来ないのかと振られて、「僕は芸人だ」と啖呵を切り、
お決まりの自らの筋肉に問うた挙句、最後は大声で落としていた。。。
それでいいと思った。大いに笑った。腹を抱えて笑った。(*^▽^*)


おい!おい!おい!
おれの筋肉!
品行方正に生きられるのかい、生きられないのかい!
どっちなんだい!!


でぇ~~きない!!  パワー!


それでいいのだ。           中島バカボン崚真










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