FIVE COLOR[S]INK ⼀級建築⼠事務所|⼤阪市⻄区北堀江

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【ナカシマリョウマのくだらない話】

変わる建築家像

建築家とはなんぞや。
わたしが建築の世界で駆け出したころは自分を建築家と呼ぶ日が来るのが不思議な気がしていた。
まだ学生の頃には「なにか仕事してるんですか」と聞かれれば「建築家、、、(の卵)です」と答えていたのにである。
家と付く呼び方は本来は職業ではない。思想のことだと聞いたことがある。
小説家も政治家も法律家も音楽家もすべて「~」家の「~」の部分に対する強い意志を表しているように思う。

職業は、と聞かれれば、設計士だろうか
職能は、と聞かれれば、建築士だろうか
なんと聞かれれば、建築家です。と答えるだろうか。
いや、なんと聞かれても建築家ですと答えるだろう。

その建築家の像もずいぶん変わった。
いや、根底は変わっていない。空間作りというものへのアプローチの方法が増えただけだ。
昔は獣の一本道だったものが大きくなり、舗装されてた。
行き交う者が増え、横の林の中を切り開きながら歩く者が出てきた。
その道なき道はやがてまた大きくなり舗装された。

そうやっていくつもの道が出来あがり、見渡せば森林は無くなり道だらけになったのだ。
道はいつしか道路と呼ばれ安全に歩けるようになったところもあれば、荒れ果てたままの道もある。

パラダイムシフトの波の中で新しい道はどこに作るべきか。
下を向いてももうすでに場所はない。
ならば上を見るか。それとも目を瞑り第三の世界を感じるか。

どこでもいい。
空間を作ることへのアプローチが建築家の生きる唯一の道ならば、そこへたどり着く方法を見つけるだけだ。


建築家ってなんだろうと思っている青い建築家 中島崚真