FIVE COLOR[S]INK ⼀級建築⼠事務所|⼤阪市⻄区北堀江

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【住宅設計   けんとうの巻】

●プランニング(間取り)の大切さ。 設計事務所の事例① 新築注文住宅編

住宅設計で大切な3

住宅を考えているあなたに知っていただきたいことが3つあります。
「3つ」です。

3という数字は素敵だ。
ピラミッドは「3」角錐だし、団子も串に3つだし、世界のナベアツも「3!」(゚Д゚)サン!!て変顔してたし!
そうそう!今は3密が流行語だし。

話が逸れましたが。

では、3つとはなにか。
1.プランニング(間取り)
2.意匠(仕上)
3.住設(住宅設備)

家を作る時はこの3つを抑えておいてくださいね。で、今日は1.プランニングのお話。

プランニング。つまり間取りは大切だって、以前、このブログでも書きました。('Д')ソレモミテネ
(参照:6月16日 後輩からの相談。 みんなにも当てはまる?)
https://fci-design.com/blogdetail?wgd=blog-33

家を注文でつくるということは、生活スタイルに合わせて間取りを作るということになるのです。
で今回は計画中の案件でその事例をあげますね。

このお客様(ご夫婦、子供2人)はうちの事務所に依頼をする前に違うところでお願いしていたそうです。
でも、なかなか要望通りにいかなかったそうで。特に奥さんがモヤモヤとされてたいたとのこと (~_~;)モヤモヤスル
そこで弊社に相談をされました。
1階に旦那さんのお母さまの部屋と仕事場。2階に自分たちの住まい。というのが大まかな希望。

そして奥さんの特に叶えたい要望は
①キッチンをオープンにしてダイニングテーブルを横並びにしたい(移動が楽)
②風水を気にする。北に収納、東南東にトイレ、東に寝室
③洗面室と繋がった洗濯干し場と服をたたむスペース
④1階に中庭(明るい場所確保と母の洗濯物スペースとして)
でした。

まずはこちら。見にくくてごめんさい。相談時に要望を書き加えたので・・・

(上が1階、下の左が2階、下の右が屋根のルーフテラス)上が北。




相談に来られた時にもってこられた図面でした。
たしかに・・・要望とはズレてるかな・・・(´・ω・`)ホホウ
まあ、建築家や設計事務所によっても考え方がいろいろなので、何か思うところがあっての間取りだと思いますが。

2階(下左)をみてもらうとわかると思います。見えるかな・・・
①キッチンとダイニングテーブルが横並びになっているが、テーブルとその上の収納との隙間がなく、通れない。
②トイレが北にあって、東南東にない。寝室が東に無い(西にある)。
③物干しのバルコニー(一番西の下側)と洗面室(北側)が離れている(リビングダイニングを通らないといけない)


設計の要望を適切におさめていく

さてさて、お話を聞いてるとやはり奥様の希望が沢山ある。旦那さんはとりあえずルーフテラスがあればイイ的な感じ。
あとは、予算もあるから「現状よりも建物を大きくしないで欲しい」とのことでしたので、見せてもらった図面の
外形寸法を維持した状態で作ることにしました。
その他、細かいところの要望も含めてどんな間取りにしようかなっと思案 (・_・)タノシミネ~
ご相談いただいてから3日後にファーストプランを提出しました。

これがファーストプラン。※まずは手書きで書いたものにコメントを付けてLINE上で送付。(ご夫婦とのグループLINE)

まずは奥様の要望のおさらい
①キッチンをオープンにしてダイニングテーブルを横並びにしたい(動きが楽)
②風水を気にする。北に収納、東南東にトイレ、東に寝室
③洗面室と繋がった洗濯干し場と服をたたむスペース
④1階に中庭(明るい場所の確保と母の洗濯物スペースとして)
でしたね。


そしてこれを基にして図面をデータ化します。
そうするとこうなる。下が1階になる。2階は上。


見えるかな?
キッチンとテーブルを横並びにしても十分通るスペースを確保。
北に収納(キッチン用パントリー)、寝室は東に、トイレは東南東に配置。
水回りを揃えるために浴室と洗面室も南東に配置。そして洗面室のすぐとなりにバルコニー。
ほんでもって、そのまた左横には服をたたむための小上りの畳スペース!!こりゃ便利!!って奥様からお褒めの言葉。
1階の中庭は風水上あまり良くないそうで、代わりに昔で言うところの広縁にしました。
それから前のスペースを庭として空けて光を取り入れ易くして、サンルーム的に使えるようにしました。
その方が今は花粉とかPM2.5とか飛来してくるし洗濯物も安心でしょ。

結果的にご夫婦にはかなり満足していただいています。
こういう風に同じ大きさで要望が一緒でも計画の仕方やその考え方、対処の方法で大きく変わってきます。
もちろん、こっちを立てればあっちが立たないといったことも起こりますが、おおむねご希望を叶えることが出来ます。
どんなに仕上がりがかっこよくても、おしゃれで可愛くても、プラン(間取り)がしっかりとしてないと、住んだ時に
「あれ??こんなはずでは。。」となってしまう可能性が出てきます。
せっかくこだわって作るんだから、ぜひ、生活のスタイルに合った間取りを実現させましょう!!  中島崚真

★設計事例
https://fci-design.com/works

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