FIVE COLOR［S］INK ⼀級建築⼠事務所｜⼤阪市⻄区北堀江

私の知り合いの設計事務所から若き才能が武者修行に来ている。彼の父も建築家であり、
そういうことで言えば彼はサラブレッドなのかもしれない。
建築的背景がまったくない私にはうらやましい限りだ。うちの若い才能とともに作業に当たっている。

　２０代というのは大人たちからあれやこれやと言われ、
指示を受け、時には薫陶を頂き、叱咤、激励、お叱りと本人が欲しいかどうかに関わらず（欲しい人なんてほとんどいないと思うケド。。。）
様々な「プレゼント」を頂戴する年代だ。
基本的に「おっちゃん」と呼ばれる世代は「若者」が好きだ。
まあ、自分の若い頃と重ね合わせたり、ウンチクを披露できるからね。

　人は自分の年齢を案外把握していない。一応、私も所長として毅然としてるつもりだが、
それはやはり「つもり」であって、彼らと居るといつの間にか同世代的な感覚になって楽しんでしまっている。。。

　私にも２０代の頃があった。そして彼らもいつか「おっちゃん」になる。

　ブログのタイトルを「若者よ」とした時点で自分がおっちゃんであることを認めてしまっている。
いやいや。まだまだ俺は若い。いやいや。そんなことを思っている時点でおっちゃんなのだ。
若者は自分のことを若者とは言わない。ミルクボーイの漫才のような行ったり来たりをひとりで繰り返している。
いつまでも若く青年でありたい自分と、成熟した大人に見られたい自分と、その葛藤は若かろうが老いていようが永遠の押し問答なのかもしれない。
　　ん？　　何の話だっけ？？

　時を戻そう。

ことのつまり、若いうちは叱られてください。そして悔しい想いをいっぱいして３０代、４０代と歳を重ねた時、
自分の力である程度見極めの出来る頃になったらその思いを社会のために目一杯活用して欲しいと思う。
自分の理想と社会の理想が一致したとき、それはとても大きな力になる。
若者よ。涙を拭いたら、不動の心で前進あるのみだ！　未来が豊かな君を必要として待っているのだ！　　　中島崚真
　
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