the 建築MUSHA修行 設計事務所の日々
親の心子知らずとはよく言ったものだと思う。先日も書いたが今我が事務所では、とある別の設計事務所の所員さんを預かっている。
約2週間ほどであるが、彼が何か学び取ってくれれば幸いである。そして、彼が来たことによって弊社の所員、
アルバイトたちにも何か「気づき」となる事があればこれまた幸いである。
彼の所長は彼の成長を願い、いろいろと指導にあたる。彼の所長はまだ若く、まだまだ不器用なところもあるが人を育て、
自分よりも若く、後に続く者達が少しでもこの世界で生きていけるようにと考えている。
しかし指導する立場の人ならわかる事だと思うが、気づいくれればと、成長してくれればとどんなに考えてみても
なかなか思うようには理解してくれないことの方が断然多い。教える側として何が悪かったのだろうかと思う日々である。
彼らには彼らの立場での意見や思いがあるのだろう。ただそれを経験してきた者としてアドバイスをしてみても、上手く伝わらない。
どおやら立場が違うとお互いについつい自己主張をして、相手を理解するのが難しくなる様だ。
少なくとも成長を願っているのは確かなのだ。親が皆、子を思うように。
我々の精進はまだまだ続くのである。彼らの精進もまだまだ続くのである。 中島崚真
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