FIVE COLOR[S]INK ⼀級建築⼠事務所|⼤阪市⻄区北堀江

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【ナカシマリョウマのくだらない話】

焼肉

最近焼肉が多い。
昨日も焼肉だった。

30代までは特に肉の部位に関係なくガツガツいけたのに
40過ぎてからは脂身の多い部位はガツガツいけなくなった。
実に悲しい。

とりあえずガッついていたころが懐かしい。
もう遠い記憶である。

しかしその分落ち着いてお肉を味わう余裕も出てきた。
あ~この部位は美味しいなとか、柔らかいなとかそんなことを
文字通り噛みしめながらの焼き肉ライフになった。

この焼肉に欠かせないのは白飯である。ここは「しろめし」と呼びたい。
「しろめし」にタレのたっぷりついた焼肉をツーバウンドさせて口に頬張る。
そして勢いのまま「しろめし」もバクバクッと掻き入れる。
うまい!(゚∀゚) 煉獄の兄貴バリに「うまい!」を連発しそうになる。

最近ではどこの焼肉屋にも大抵チシャナが置いてある。
お肉を巻いて食べる美味しさも知った。

そして僕は焼き野菜も好きだ。
昔、焼肉のタレの晩餐館のCMでは、「やさいやさい、にく、やさいやさいで食べなさい」という
フレーズが流行った。これは肉ばっかり食べたら食費が嵩んでしゃ~ないお母さんたちの
気持ちを皮肉ったCMだったが、焼き野菜好きの僕は「それはそれでいいよな」と
斜に構えつつ、そのCMを眺めていた。

それでも若い頃はどおしても野菜が焦げる。。。
ついつい肉の焼き加減の方を優先してしまい、気が付くとナスが丸焦げ、、、
とくに難しいのは玉ねぎである。
まず玉ねぎを束ねている爪楊枝が焦げる。これに気づいた瞬間にちょっと萎える。。。
爪楊枝が焦げたということは、本体の玉ねぎも用心しておかねばらないのだが
「あ、楊枝がこげた・・・」と心では分かっていながら、玉ねぎを救出する気が起こらない。
これは好きであるにもかかわらず僕が肉よりも野菜を下に見ている証拠である。
玉ねぎに気を遣う時間があれば肉の絶妙な焼き加減が気になるのである。

「天は肉の上に野菜を作らず。野菜の上に肉を作らず。」と福沢諭吉も言ったように
人に上下がないように、食べ物にも上下はない。
しかし、ついつい軽んじてしまう。
ついには炭という変わり果てた姿になって邪険に扱われる。

「すまん。玉ねぎよ。来世に幸あれ。」(-_-)と心で泣きながら、
ガッガッガっとトングで焦げた玉ねぎの残骸を無慈悲に網の下に落とす。
荼毘に付された玉ねぎはきっと来世は焼肉ではなく、せめてサラダのための
さらし玉ねぎになりたいと願っているだろう。


焼き肉で忘れてはいけないのはビールである。
設計に「サンスケ」が必修のごとく、焼肉にはビールが必修である。
必修科目である。

このビール、中島家ではどのタイミングでも飲む。
ビールと「しろめし」もイケる。

そもそもビールとチョコレートとか、ビールと「なになに」という
かけ合わせが中島家には無限にある。もう伝統芸といっても過言ではない。
「え??!メシ喰ってんのにビール飲むん!!?」という変態を見るような
目で見られるが、中島家の伝統芸を僕の代で途絶えさせてはいけない。

バクバク、ゴクゴクである。

焼肉はやっぱり最高だ。
元気が出るし、食べた感が満載なのだ。
ア~喰った、喰ったと出っ張ったお腹をポコンと叩いて
今日の幸せを、食べた幸せを噛みしめることが出来る。
歳を取っても食べられる体でいたい。  中島崚真



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