FIVE COLOR[S]INK ⼀級建築⼠事務所|⼤阪市⻄区北堀江

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【ナカシマリョウマのくだらない話】

パリは燃えているか  大阪の片隅で思うこと

パリは燃えているか。

人類は愚かな行為を繰り返している。
第一次世界大戦の発端となった地域はバルカン半島で
ウクライナの南西、大陸から黒海、地中海へとつながる部分だ。
その大戦から100年と10年余り。
人類は愚かな行為を繰り返している。

ロシアのウクライナ侵攻は決して許されるものではない。
しかし、ロシアだけを批判していてはまた歴史を繰り返してしまう。
アメリカはどうか。忖度なかったか。天然ガスに絡む思惑はどうか。
アメリカだけではない。NATO加盟国はどうか。

そして日本はどうか。
連日日本のメディアはロシアによるウクライナ侵攻の表面だけを伝えてるように思う。
いわゆる西側と東側の対立構造だがそこには各国の政治的、経済的利権が絡む。
我々がこれからの世の中にとって重要だと信じ疑わないキーワード「SDG’s」も絡む。

世界の政治リーダーの個人的政治家生命や所属政党や支持団体など一部の既得権益者の
利己と顕示欲のせいで世界は混乱を繰り返す。

第一次世界大戦の戦犯となった敗戦国ドイツは重い責任と賠償金を課され、
ハイパーインフレーションの末、民衆の不満と怒りがヨーロッパを戦火に巻き込んだ
第二次世界大戦への引き金のひとつになった。

世界は戦国時代に突入したという向きもある。
人間は意識の生き物だ。誰かがそう唱えれば自然とそういった風を呼ぶ。
流行は初めからあるのではない。世間の風がそう向かわせるのだ。

世界は戦国時代になど、なってはいない。
混沌としているが光はある。
ただし現実は受け入れなければならない。
受け入れ、未来のために活かさなければならない。考えなければならない。

いつも犠牲になるのは善良なる市民だ。

君死にたまふことなかれ。

ひとりでも多くの命が助かることを祈っているし、
早く戦争が収束することを願うとともに
自分にできることは何かと考える。     中島崚真