FIVE COLOR[S]INK ⼀級建築⼠事務所|⼤阪市⻄区北堀江

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【住宅設計   けんとうの巻】

住宅展示場へ行く前に読んで欲しい 「注文住宅」

おはようございます!
暑さがぶり返してきました。昨日の朝は穏やかだったのに。
残暑です。
残暑お見舞い申し上げます。(一_一)

「住宅購入のアンケートでは」



「住宅を建てよう!」と思った時、まず最初に取る行動は何ですか?
というアンケートがあるそうです。(他社調べ)

1位は何だと思います? (゚∀゚) 
正解は、百々ドドドドドドドドド・・ジャン! 「住宅展示場見学」だそうです。
3割ほどの人が見学に行くそうです。3世帯に1世帯ということでしょうか。
実は僕も何度か行ったことあります。どんなもんかなという興味で。
実際に建っているので、一目瞭然ですもんね。イメージがしやすい。

では、2位は? ジャン!(早い!) 知人からの紹介
以前設計事務所やハウスメーカーで建てた友達や知り合いに紹介してもらって相談。
これが一番安心ですよね。でも周りでそういう相談出来る人がいないと無理ですもんね。

では、3位は? まさにあなたが目にしているものです。ホームページ検索! 
ネット検索からの購入は当たり前の時代ですが、住宅など建築系はまだまだ奥手に回っているそうな。。。
検索してもそこの設計事務所がいいかどうか判断付きにくい。たしかにたしかに。
高い買い物なので出来るだけ安心して買いたいですもんね。

では、第一位の住宅展示場見学に行く前に知っておきたいこと。
というか、ちょっとしたプロ目線で見学する。といったアドバイスでしょうか。

まずは、住宅展示場の中で、どの建物かに狙いを絞ったら玄関から入りますね。
すると、営業の方が出てきます。挨拶を軽く済ませたら、ここでキッパリ
「とりあえず、グルっと自由に見させていただけますか。質問があればまた声を掛けさせてもらいます。」
これです。これを言わないとずっと後ろをついてくる。話してくる(そりゃ営業だからか・・)
そもそも言ってもついてくる人もいる・・・(;´・ω・) アイムジャストルッキング

自由に見ることに成功したら、実際気になる所を後ほど質問してください。

見るポイントは僕が設計三大要素と言っている「間取り」「意匠(仕上)」「設備」ですが、
これをしっかり分けて、意識して見て回ることをおススメ。そしてそれにもうひとつプラス
「性能」です。これからは「性能」もしっかり見る必要があります。

なんとなく雰囲気で「オシャレね~」っと見てるとあとで「あれ?」ってなることが多くなります。
オシャレなんです。住宅展示場なので。ダサかったら買おうかと思わないので。オシャレな感じするんです。
なので雰囲気で見ない。

「間取り」



住宅展示場なので「間取り」は参考程度になりますね。でもリビングとダイニングの繋がりとか、
キッチンとリビングの繋がりとか、あとは動線ですね。家事動線!
奥さま、お母さま方の日々の動きがスムーズにできるかをイメージしながら確認してください。

「意匠(仕上)」



「意匠(仕上)」は、会社によって売りが違います。天然素材を押してる会社や消臭とか除菌とかを押してる会社など
今は特に除菌関係を押してるところが多くなっていますね。このコロナ禍でそういった商品がどんどん生まれています。
壁材、床材、天井材。どんな素材を使っているのか、それが標準仕様なのか、オプション仕様なのか、展示場だからなのか
をしっかり確認してくださいね。営業の方がタジタジになるくらいに (;゚Д゚)オテヤワラカニ

「設備」



住宅設備と言います。キッチン、トイレ、お風呂、洗面器といったところでしょうか。
キッチンなどはその会社独自で開発しているところもあります。有名メーカーとタイアップしているところも。
どんな機能があるのか。と大事なのは逆に必要のない機能はという目線。
ついつい夢心地になってしまいますもんね。現実に帰ってきてくださいね。

「性能」



4つ目のキーワードです。
これからはこれが大事です。換気機能、断熱機能、気密性、いまは耐菌性もでしょうか。
数年前から「高気密高断熱住宅」って聞きません??

建物全体で気密と断熱をしっかり確保しつつ、換気機能を高めて建物全体の室温や清浄などを一定に保ちます。
外からの厚い寒いをシャットアウト。室内の暖められたもしくは冷やされた空気を外に漏らさない。
これが高気密高断熱。でもこれだと空気の入替えが出来ないので、換気設備によって入れ替えする。
その時!熱交換して室内の暖まった(もしくは冷えた)空気は、そのまま!そんな機能があるのです。

「そんなこと聞いたんですが?」なんて営業の方に軽くジャブを打ってみてください。
それを売りにしているところであればしっかりと話をしてくれると思います。

さて、どうでした?プロ目線。大したプロ目線でもなかった? こりゃまた失礼。(*´Д`) 長文失礼しました。

でも「間取り」「意匠(仕上)」「設備」「性能」としっかりと区分けを意識して、見学してみてください。
より現実なものとして住宅の購入が進むのではないかと思います。  中島崚真


タイトル「注文住宅を建てる前に読んで欲しい本」の前に読んで欲しい
https://fci-design.com/blogdetail?wgd=blog-76


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