FIVE COLOR[S]INK ⼀級建築⼠事務所|⼤阪市⻄区北堀江

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【店舗設計   けんとうの巻】

▽過去の設計・デザイン事例⑤ FIVE 初の灰色のcafe 店舗デザイン

こんにちは。

先日サムギョプサルを食べました。スンドゥブも食べました。
夏に熱いものを食べるのはサイコーですね。発汗作用でダイエット効果バッチリですね。

「カフェのデザインはその時の流行りを映す」


さて、今日は過去の事例ですが、4年以上前に設計したカフェです。
それまで飲食店はいくつか手がけていましたが、FIVEとしては「カフェ」の設計・デザインは初めてでした。
法人オーナー様自体もカフェ経営が初めてということで、一からのスタート。
店長に抜擢された方もとても若くて、張り切っておられました。

コンクリートむき出しの状態で置かれていた場所につくるということで、
そのコンクリートの荒い感じを残したまま外国から来た旅行者にも楽しんで貰える空間ということで
計画を進めて行きました。

建物の2階部分をドミトリー形式のホステルに改修(これも弊社で設計)したので、その宿泊者の朝ごはん
であったり、飲みの場であったりとして、利用してもらうことも計画のひとつでした。

  


オーナー側の要望としては白いレンガを使いたいということでした。
その当時そういったいわゆる「ブルックリン」と言われるデザインが流行っていて、それを取り入れたいということです。

わたしたちはコンクリートの灰色に白いレンガに加え「荒い木材」という素材を組み合わせデザインすることを選択。
それはカフェ内に設置するインテリアや家具などにも踏襲しました。

空間の構成としては、キッチンカウンターのあるあたりの床をウッドデッキで一段上げてステージ上にすることで
間延びしがちなコンクリートのかたまり空間を引き締めました。

白いレンガもトイレ周りの新設する壁のみと限定的に使うことでカフェ内部での「象徴的な壁」として存在させました。
インパクトを与えることで、利用するお客さんを飽きさせない雰囲気を作ります。
正直に言えば、インパクトとしては少し弱い。
コンクリートの灰色に、白いレンガは色味が似通っているので、同化しがちになる。
なので白レンガよりも色味のあるレンガの方がインパクトがあり、空間としては映えるますよと説得していたのですが、
どおしても「白」がいいということでした。

実際、インパクトという面では弱くなりましたが、限定使いにして空間を引き締めるという点では成功だと思います。
あとは余白をうまく操作しながら、家具やインテリアを配置。







店舗が大きな道路に面していて、歩道もしっかりとあり、学生さんや主婦層の通りもあるので
出来るだけオープンにして、中を見せました。

オーナーさんとしてはメニュー作りから人の配置、オペレーション、室内の設えまですべてが手探り状態ということもあり、
オープン前はかなりバタバタとしましたが、空間のデザインはとても気に入って頂きました。
この荒い感じがだいぶ気に入られたのか、このあとのオーナーさんの事務所改修にも採用いただくことになるのです。

★設計事例
https://fci-design.com/works

▽過去の設計・デザイン事例① ダンススタジオ

https://fci-design.com/blogdetail?wgd=blog-18
▽過去の設計・デザイン事例② esportsスタジオ
https://fci-design.com/blogdetail?wgd=blog-34
▽過去の設計・デザイン事例③ 宿泊施設
https://fci-design.com/blogdetail?wgd=blog-62
▽過去の設計・デザイン事例④ SNSスタジオ
https://fci-design.com/blogdetail?wgd=blog-71


中島崚真

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