FIVE COLOR[S]INK ⼀級建築⼠事務所|⼤阪市⻄区北堀江

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【住宅設計   けんとうの巻】

●プランニング(間取り)の大切さ。 設計事務所の事例④ 新築注文住宅編

こんにちわ。

とにかく暑い。(;´・ω・) ウダル暑さとはこのこと。全国猛暑が続いてますが、いかがお過ごしでしょうか。
熱中症とコロナと対策を取らねばらならず、経験したことのない日本の夏ですね。
みなさんも体には気を付けてくださいね。「しぬんじゃないよぉぉ~~」ってセリフありましたね。

さて、今日はプランニング(間取り)の大切さですよ。いや~、連載始まってすでに4回目。
ちゃくちゃくと増えておりますが、参考になってる?? (゚∀゚)ドゥデッカ?? オオキニ。

●プランニング(間取り)の大切さ。設計事務所の事例① 新築注文住宅編
https://fci-design.com/blogdetail?wgd=blog-60
●プランニング(間取り)の大切さ。設計事務所の事例② 集合住宅編
https://fci-design.com/blogdetail?wgd=blog-61
●プランニング(間取り)の大切さ。設計事務所の事例③ 新築注文住宅編
https://fci-design.com/blogdetail?wgd=blog-72

「新築建てて別居したい!?」


今回のお客さんは、「夫婦仲良く家庭内別居がしたいの!」がテーマ
でした。 (´゚д゚`)オゥオゥオゥ
これだけ聞くと何やら穏やかならざる雰囲気ですが。
かくして、お施主さんであるご夫婦の奥さんは、ケロッとしてこの言葉を発せられたのです。

話を聞いていくとですね、旦那さんが個人事業をされているということでショッチュウ自宅にいるとのこと。
一応、仕事場があるのですが、寂しがり屋なのか(息子さん曰く)ずっとリビングにいる。と・・・
特に仲が悪いわけではないということは分かりました。奥さんが息をつく場所がない。ということでした。

確かにね。どんなに仲良い夫婦でも四六時中一緒というのは疲れるものですよ。(´・ω・`)
とにかく「別居したい!」と。 なにか別の言葉を変えたほうがよいのでは・・・と思いながら (;一_一)ゴカイヲマネクワ
ふむふむ。と話を聞いておりました。ちなみに今回の相談は住み替えです。

そこで考えたのは「旦那さんをリビングから追い出すのではなく、奥さんがリビングから退出してもらう」
という逆説的に考えました。で、出来たプランがこちら。



「スキップフロアで快適夫婦生活!」



わかりますかね。平面図は左から右に1階⇒2階⇒3階と流れています。
平面的にみると普通の3階建ですね。

1階が駐車スペース2台分と「夫の部屋」と書いていますが、ここが旦那さんの仕事場兼ベッドルームです。
旦那さんはすぐに仕事に出発できるように1階に仕事場を持っていきました。
でもきっとトントントンッ!!とリビングに上がってきますね。( *´艸`)

で、どうしたかというとですね、奥さんのための小さい部屋を用意しました。(妻の部屋)
しかもキッチンの裏。直接キッチンと行き来できるようにしているので便利です。
そして、同居されている娘さんの部屋を3階(空の見えるインナーバルコニーが欲しい!)が希望でした。

でここからです。もう一度図面に戻ってもらって。
平面図の下にそれぞれB1F-1Fとか、M2F‐2Fとかって書いてありますよね。
このM2Fは「中2階」て意味なのです。つまり、この住宅は1階⇒中二階⇒正2階⇒中3階⇒正3階と進むのです。
スキップフロアになっているのです。

おお!出てきた。出てきた。スキップフロア! (゚∀゚)
覚えてますよね。スキップフロア! スキップするための部屋ではありませんね。 (゚∀゚)オボエテマッカ??
※おさらいしたい人は事例③へ!

●プランニング(間取り)の大切さ。 設計事務所のプランニング(間取り)事例③ 新築注文住宅編
https://fci-design.com/blogdetail?wgd=blog-72


どこで分かれているかと言うと、1本赤い一点鎖線が横に走ってますね。ここを境に分かれています。
こんな感じです。※これは手前が中2階で奥が正2階(リビング)です。


半分ずつ上がる。
これによって、縦への移動がすこし楽になります。
浴室と洗面が中2階にあるということはちょうど旦那さん(1階)と奥さん(2階)の間にあるので、お互いに譲り合って使い易い。
出来る限り顔を合わせる機会を減らすことで夫婦円満につながる。

前面道路が狭いのでバルコニーをうまく計画しながら太陽の光を取り込み、リビングに明りを導く。
春や秋など心地よい季節にはサッシを開け放して過ごす。(バルコニーはちゃんと外から目隠しできるようになっている)
フルサイズで3階まで建つと圧迫感があるので、セットバックしながら3階まで建ちあがります。
ご夫婦にも「スキップ」という発想をとても気に入ってもらい、この方向で計画は進んでおります。

ということで、どうでしょうか。平面では分からない仕掛けがあるのですね。
それぞれのご家族には、そのご家族の悩みがある。それをどうやって空間的なアイデアで解決の一助とするか。
アイデアの出しどころですね。

外観イメージは「ハウルの動く城」的な感じで検討しとりますよ。 中島崚真

検討スケッチから









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